
おすすめの銘柄があれば教えてほしい。
注意点はなにかある?
このようなお悩みにお答えします。
2021年人気の日本高配当銘柄【10傑】紹介します。
ポイント
この記事を読むと
- 高配当銘柄10傑が分かります。
- その中で投資対象となる企業が分かります。
- 投資初心者で注意しなくてはならない点が分かります。
このようなことが分かるようになります。
薬剤師歴13年目、マネージャー歴6年目、投資歴7年
毎月20冊の本読むFP×薬剤師 ごんが解説いたします。
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こちらもぜひご覧ください。
2021年日本高配当株10傑はどこだ!!
今回の選定基準は?
今回の10傑選定基準は、
時価総額100位以内かつTOPIX100採用銘柄
とさせていただきました。
高配当銘柄は罠銘柄が多いため、時価総額の大きい企業に絞りスクリーニングをかけています。
高配当銘柄は、株価が落ちて配当利回りが高くなる場合があります。この場合、一時的なものであればいいのですがそのまま株価低迷し塩漬けとなってしまうことがありますので、選定の際は必ず企業の先行きも見たうえで投資をしてくださいね。
配当をもらったけど、株価がさがって結局マイナスみたいなことにならないようにしていきましょう。
高配当銘柄10傑【紹介】
10位:オリックス 8591
企業形態:リース、生保、不動産など多角化
株価:1589円
今期配当:76円(維持)
配当利回り:4.8%
GOTOキャンペーンでホテル旅館は最悪期を脱するが航空リースが苦戦し営業減益。
引き続きコロナの影響は受けているが、資産の入れ替えにより利益回復傾向。
インドの大手再生可能エネルギー事業者など新規に2000憶円出資し改善を図っています。
今後も投資部門がうまくいけば今後も強い企業であることは間違いない。
9位:住友商事 8053
企業形態:総合商社
株価:1365円
配当:70円(減配)
配当利回り5.12%
JCOMなどのメディア事業は堅調ではあるが、銅やニッケルなどの資源事業で多額の減損。欧州の青果事業も悪化により、最終赤字転落。22年期は減損一服し急浮上。
今後の事業拡大次第となるが、5大商社で2回目の赤字を計上したのはここのみ。不安定感は否めない。
8位:三菱商事 8058
企業形態:総合商社
株価:2541円
配当:134円(増配)
配当利回り:5.27%
食肉加工製造販売は好調。資源価格低迷により利幅大幅縮小により純利益続落。22年3月期は原料炭が回復してきており純利益好調。
インドネシアに大規模都市開発に参画。再生エネルギーを拡大を目指し、秋田県などに洋上風力検討中。
経営陣が今の事業のポートフォリオにスキはないと自信を持っています。
今後も期待できる企業です。
7位:野村HD 8604
企業形態:商社
株価:545円
配当:30円(増配)
配当利回り:5.5%
前々期赤字転落から前期今期で改善見込。
債券売買により好調。投資銀行もソフトバンクなど大型取引案件積み上がり牽引。国内外の株の取り引きが活況の為リテール復調となってさらに増益拡大となっています。
22年は3月期は日本橋地域再開発関連で利益はなくなっています。
配当利回りは現在は高いが、今期は好調だったため良いが利益による配当のため配当にはムラがあり長期ホールドには向かないか?
6位:MUFG 8306
企業形態:メガバンク
株価:456円
配当:25円(維持)
配当利回り:5.48%
勢いは三井住友に負けるが、いまだ業績一位のメガバンク。
金融破綻の心配は少ないと思われます。
コロナの影響を盛り込み、減損を計上していたが想定よりも影響は少なかったため、減益幅縮小。
利ざやは縮小しているが、貸出高残高堅調に推移している。序盤に債券売却益が出ているおかげにより、海外新基準投入費用が膨らんではいるが減益幅は縮小している。
22年3月期は、手数料費用も復調を見せており、海外与信費用も下がっているため。今後キャピタルゲインも狙えるか?
5位:みずほFG 8411
企業形態:メガバンク
株価:1307円
配当:41.25円(現状維持)今期株式併合を行った為10株を1株に。
配当利回り:5.73%
今期は、コロナの影響が思ったよりも少なかったため上方修正が出たが、引き続きコロナの影響により貸出残高が増え利ザヤがさらに縮小している。
外国債券売却益、海外社債発行や、運用商品販売は好調の為手数料は伸びています。
現在ほかのメガバンクに比べるとかなり厳しい経営状況。
メガバンクに投資するなら3番手か?
4位:三井住友FG 8316
企業形態:メガバンク
株価:3188円
配当:190円(現状維持)
配当利回り:5.95%
今期も減益となり、連続減益。
資産運用が復調を見せており、今後も手数料を軸に復調見込。
現在業界2位だが、MUFJを猛追しています。
経費率がほかのメガバンクに比べて低いため、他への投資も活発に行っている。不動産投資としてケネディクスをTOBし総投資額500憶円かけて不動産事業を強化しています。
メガバンク今後の見込みを考えると第一候補か?
利回り6%を超えるようなら買いだと思います。
3位:日本郵政 6178
企業形態:郵便・物流
株価:802円
配当:50円(維持)
配当利回り:6.23%
物流はイーコマースを軸に伸びているが、広告等の郵便が減少し減益。保険販売自粛により続落しかんぽも新契約減のため引っ張られてる。
ただ、悪い膿は出し尽くした印象の為、今後もイーコマースは伸びることを踏まえると今後も期待できるか?
ただ、こんごこの高い配当が維持できるか不明瞭。
2位:ソフトバンク 9434
企業形態:通信業
株価:1293円
配当:86円
配当利回り:6.65%
配当性向がかなり高いが、利益が多い企業であるため現時点では気にしなくてもいいと思われます。
料金の値下げに対しては、契約数増加によりカバーできており着実に売り上げを伸ばしている。電力小売りも好調に推移。
22年3月期LINEモバイルと統合し今後の値下げ圧力にも対抗。
今後、5G6Gの通信網を引くために10年で2兆円の投資を検討。
長い目で見れば今後6Gが出たときに一番手となる可能性あり。
ここは買いだと思います。
1位:日本たばこ(JT) 2914
企業形態:たばこ
株価:2102円
配当:154円(維持)
配当利回り:7.32%
日本屈指の高配当銘柄、高配当投資をしている人で知らない人はいないと思います。
日本では健康志向により、紙たばこが苦戦しており、長きにわたり減益となっている。海外たばこは現在のところ悪くないような状態の為減益幅はすくないが、今後も煙草に対する増税により厳しい銘柄であることは間違いない。
安いタイミングで拾えればまだ投資対象としていいが、厳しい状況はつづいているため今後も投資するのは注意が必要。
高配当銘柄を選ぶ際の注意点
選定方法【3つの考え方】
企業の配当に対する方針確認
企業の配当に対する考え方や配当金の割合を知る必要があります。
「累進配当」と「配当性向」「総還元性向」を確認していきましょう。
企業は株主から資金を集めるために、経営計画を掲げ今後の事業の見通しを表明しています。その資料を見ることで、配当金に関する考え方がわかります。
長期的に高利回りが可能か確認
長期的に高い配当金を分配するには、財務体質が健全でなければなりません。
上場会社は有価証券報告書の提出が義務づけられており、これを確認すればお金の流れがわかります。
ここを確認するためには、簿記の知識は必須です。
私は、簿記3級ですが、これを読むために取得しました。
黒字に見える企業であっても、決算書を読むと倒産リスクを秘めている可能性があることもあります。かならず確認しましょう。
業績が右肩あがりか確認
一時的な売り上げの増加や、過去の利益を切り崩しながら経営をして配当金を分配している企業もあります。
こういった企業は継続的な分配が難しくなります。そのため、配当利回りの高さのみで銘柄を決めるのは危険だと言えます。
直近の決算書だけでなく、過去の決算書も合わせて分析し、配当金を支払うだけの資金力と企業業績の見込みがあるのかも判断しましょう。
更に、右肩上がりの企業に投資できるように確認していきましょう。
インカムゲインが取れても、含み損で塩漬けなんてことに、、、
しっかり業務実績は確認していきましょう。
メリット、デメリット
メリット
企業業績だけを見ればいい
配当金はある程度きまっているため計算しやすい
定期的に配当をもらえるので、生活が楽になる実感ができる
デメリット
減配リスクがある。日産は、高配当で有名でしたが現在無配となっています。
リターンを大きく狙えない。せいぜい4%くらい。
高配当投資を始めるなら【SBI証券】
今やネット証券口座開設数No1です。
個人的にSBI証券をおすすめする理由をまとめてみます。
ココがおすすめ
- ネット証券最大手のため安心
- SBI証券は手数料が業界最安値
- ジュニアNISAで唯一海外ETFが購入可能
私がSBI証券を選ぶ理由は上記のような感じです。
ネット証券最大手のため安心
小額の場合気になりませんが、投資を続けていくと預金とは比べらないほどの金額を投資してくことになります。
数千万円単位でも運用となるため、大手であることはとても重要と言えます。
あとから載せ替えることも可能ですが手数料もかかるため、どうせ始めるなら大手で始めるのが一番いいと言えます。
ジュニアNISAで唯一米国ETFが購入可能
ジュニアNISAを始めるのであれば、米国ETFもとお考えの方もいると思います。ただ他の証券会社では購入できません。
唯一購入可能できるのはSBI証券だけ!
投資信託と迷っているのであればSBI証券一択です。
まとめ
高配当投資をする上で長期保有はセットです。
そのためには、長期的に成長している株を買わないとインカムゲインがとれても、含み損が膨らみ結局買わないほうがプラスになるなんてこともめずらしくありません。
一時的な高配当に飛びつくと痛い目に会いますので注意してください
投資はあくまで自己判断ですので、ここで紹介した情報を判断するためのアイテムとして使い、投資していきましょう。
※記事の重要なポイントを、5つくらいでまとめる。
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